MT5の現実
MT5(MetaTrader 5)とは、メタトレーダー社(https://www.metatrader5.com/ja)のFXやCDFなどの取引ソフトです。このソフトで様々な分析をしたり、実際にトレードをすることができます。しかし、FXをやられている方は、MT4(MetaTrader 4)の方が圧倒的に有名でシェアも5を圧倒していることはご存じでしょう。MT5が登場してもう7年目になります(2011年に登場)。それでも普及が進んでいません。
普及が進まないには理由があり、その主な原因がプログラムに互換性がなく、MT4のインジケーターやエキスパートアドバイザー(EA)がそのまま流用できないということにあります。今日現在、MT4のインジケーターやEAはものすごい数があります。その膨大な資産がそのまま使えないのでは、MT5の普及が進まないのは仕方ないでしょう。
もう一つ、日本人には特に重要ですが、MT5を採用している日本のブローカがないというのもあります。MT5を使うには、海外のブローカーを使うしかないのです。
それでもなぜMT5?
ならば、MT4をそのまま使えばいいのではないか?もちろん、そうです。しかし、MT5にいつでも移れる準備も必要かと思わされることも起きています。
(1)MetaTrader社からはMT4はダウンローできない
(2)MT4のマイナーバージョンアップが止まった
現在、MetaTrader社からダウンロードすると、必ずMT5がダウンロードされます。MT4をダウンロードしたくてもできません。MT4をダウンロードしたい場合は、MT4でトレードできるブローカーからダウンロードするしかありません。ブローカーからダウンロードすると、ブローカー用のカスタマイズがされていたり、ブローカーのアイコンが設定されています。とはいえ、運用には問題はないでしょう。しかし、本家からダウンロードできないということは、いつMT4の終了がアナウンスされるかわからないですね。
もう一つ、マイナーバージョンアップが止まったというのも重要です。本家がもうMT4のメンテナンスは行わないということです。また、MetaTraderは将来的にはMT5へ全面移行するということも言っています。ですからMT5の準備をすることは無駄にはならないはずです。
プログラミングの必要性
現状、MT5の普及が進まず、インジケーターなどもあまり出回っていない現状では、自分で作るしかないという場面がかなり出てきます。多くの方はトレーダーであってプログラマーではないので、このハードルは高いです。しかし、インジケーターの改造など、簡単なものは思った以上に簡単にできますので、それを紹介したいと思います。本ブログはYou Tubeとも連動しようと思っていますので、よりわかりやすく紹介できればと思います。